そう、君が変えたんだ。
言えなかった言葉を、心のどこかに詰まった言葉を。
話せるように、君には伝えられるようにしてくれたのはそう、君だ。
だから心から「ありがとう」って伝えた。
それと同時に君の心の言葉を聴きたいと思った。
君も話してくれたことがなかったね。
どんなに辛くても、哀しくても。
強くならなきゃいけないって思ってたんだね。
周りに心配かけたくなかったんだね。
言ってしまったら周りが壊れてしまいそうだったんだね。
そんな君の優しい想いが
君の「つらい」というたったの三文字の中にこもっていた。
たったの三文字だけだったけど、それは君の心の叫び声で。
吐き出した途端、塞き止めていたものが一気に崩れ去り、流れとして押し寄せた。
叫びをあげてくれた君に応えたくて、言うまいと隠しておこうと思っていた言葉を君に告げた。
感情が溢れ出るがままに、素直な気持ちを君に。
理屈なんてどうでもいい。
頭で考えることなんかよりも先に体が動き出していた。
理屈では無理だと分かっていることでも、伝えずにはいられない心から君を想う言葉を。
飾ることも無い偽ることもできない裸のままの言葉で、何度も何度も。
初めて伝える言葉。
そして見上げるこの星空。
オリオンのベルトが照らし出す、これからを夢見て。